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CREDITS株式会社

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お話を伺った方

CREDITS(クレディッツ)株式会社
岡崎 健一(おかざき けんいち)様

御社の事業内容をお聞かせください

繊維、ファッション業界向けの専門紙(新聞社)出身のメンバーで2012年4月に会社を立ち上げました。
今年でちょうど10年になります。

主にBtoB(企業が企業に対してモノやサービスを提供するビジネスモデル)とBtoC(企業が一般消費者に対してモノやサービスを提供するビジネスモデル)で事業を展開しています。

弊社の事業領域は大きく分けると3つあり、①小売、②展示会の主催、運営、③各種クリエイティブの制作を行なっています。

売上において一番高い比率を占める小売は、現在、都内に3店舗、大阪に1店舗、自社所有のセレクトショップ(ファッション、生活雑貨)を抱えており、渋谷「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」のフラッグシップストアをはじめ、百貨店や駅ナカでポップアップストアを展開しています。毎年店舗も増えており売上も順調に伸びています。

展示会事業に関しましては、ファッション業界向けの専門紙とPLUG IN|Editorial(プラグイン|エディトリアル)と呼ばれるファッション、ライフスタイルのBtoB展示会を共同で開催しています。

私たちは自分達を「クリエイティブ・エージェンシー」と表現します。
世の中にないものを見つけてくる、独自のセンスやフィルターを大切にしながら、様々な接点を通してクライアントをサポートする企業でありたいと考えています。

自社でクリエイティブの制作まで手がけるのはそのためです。
例えば、クライアントの商品を弊社の店舗で販売することがありますが、その商品のブランディングのためにWebサイトやロゴの作成もします。

つまり、全てがワンストップで完結するところにこそ、私たちの強みがあります。

MIYASHITA PARKにある「The Editorial」のフラッグシップストア。アパレルだけでなく生活雑貨やコスメも揃う

ネクスタ・メイシを導入する前、社内にどのような問題や課題がありましたか?

実は導入前、他社のサービスを利用していましたが、思うように活用が進まず困っていました。
積極的に利用する者もいればそうでない者もいて、投資対効果を考えると、正直「もったいないな」と感じることがありました。

また、以前利用していたサービスは、交換した名刺をアプリに登録すると、登録者とつながったことを知らせるメールが交換相手に届くというもので、展示会で収集した名刺も管理する弊社には不向きでした。

というのも、展示会の来場者からいただいた名刺は事務局の者が定期的にアプリに登録していたため、自身のアカウントに名刺を登録すると、来場者のもとに、事務局の者とつながったことを知らせるメールが送信されます。

当然、直接名刺交換したわけではないため、来場者にしてみれば全く身に覚えのない「つながり」になります。
案の定、来場者からは確認の問い合わせが寄せられました。

こうした背景もあり、年間契約の更新タイミングで他社のサービスを調査、検討することになりました。

CREDITSが手がける展示会「PLUG IN|Editorial(プラグイン|エディトリアル)」

ネクスタ・メイシを導入しどのように変化しまたか?

私自身も展示会を担当していますが、そこで得た名刺の整理と登録作業を通して、どういう方が来場しているか手にに取るようにわかるようになりました。

以前のサービスであれば、名刺をスキャンし読み取り内容に誤りがあってもオペレータが勝手に修正してくれるため、名刺をただ登録するだけでじっくりと見返すことはほとんどありませんでした。

ネクスタ・メイシはリーズナブルな分、以前のものと違いオペレータによる修正サービスはありません。
当初、このことはマイナス要因として捉えていましたが、実際は違いました。

スキャンした名刺が正しく登録されているか、名刺画像と照らし合わせ確認するため、名刺を見返すことが習慣化されました。おかげで以前にも増して細かく来場者のことを把握することができています。

ネクスタ・メイシ導入の決め手は何ですか?

機能面などを考慮すると驚くほど安価ですし、もちろん、価格は大きなアドバンテージでしたが、導入の判断は総合的に行いました。

最終的に4社ほど試験導入し、読み取りの精度、価格、カスタマーサポートの3点でネクスタ・メイシに決定しました。

修正サービスがないため読み取りは「ほぼ100%」というわけにはいきませんが、抵抗はありませんでしたか?

先ほどもお話しした通り、修正が必要ということで不安に感じる部分もありましたが、名刺を見返す習慣にもつながりますし、比較検討した4社の中でも精度の高さは1番でした。

また、名刺の読み取りに誤りがあっても、修正することで次回から入力補助が表示されるため、使い込んでいくと修正の手間が減っていきます。

サポートも良かったですね。
検討段階から導入に向けての説明も丁寧で分かりやすく、導入に対する不安も払拭することができたのは大きかったと思います。

修正することで機械学習し、次回から入力補助が表示されるようになる

ネクスタ・メイシの優れている部分や気に入っている機能などありましたら教えてください。

これはすごいと感じているのですが、アップデートされる度に、どんどん使いやすくなっていく印象を受けます。
導入の一因となった読み取りの精度もこの1年でさらに向上したのではないでしょうか。

実は担当営業の方を通じて、読み取りのクセや誤変換を共有していたのですが、そうしたものがアップデートを挟むことで改善され、間違いなく読み取れるようになっているのでとても驚いています。

また、タグ機能も重宝しています。
弊社には様々な業界、業種の方々の名刺が集まるため、後から瞬時にソートできるようタグ付けして名刺を登録しています。
以前利用していたツールではタグが乱立して収拾つかない状態でしたが、ネクスタ・メイシはタグを複数階層で親子で作成することができるため、名刺を縦軸と横軸で管理することがでるようになりました。
例えば、展示会でいただいた名刺も、開催した「年」を親「月」を子といった具合にタグ付けすることで乱立を防ぎ管理しやすくなります。

タグ付けにより細かく分けた名刺情報は実際どのように活用されていますか?

主にメール配信に活用しています。
弊社はセグメントによってメールの配信内容を分けています。

例えば、小売店とブランドでは案内する内容が変わります。
タグ付けしあらかじめ顧客をセグメント化しておくことで、こうしたメール配信をスムーズに行うことができます。

弊社に限らず、展示会やセミナーを開催し、特定のセグメントに対し販売促進をする機会が多い企業にとってネクスタ・メイシはかなりフィットすると思います。

展示会には様々な業界、業種の方が集うため「名刺管理においてタグ機能は外せない」と岡崎さん