お話を伺った方
株式会社埼玉新聞社
クロスメディア局 企画営業部
宮本 共子(みやもと ともこ)様
御社の事業内容をお聞かせください
「われわれは新聞本来の使命に生き、それを通じて、広く埼玉県民に奉仕する」
を社是に、日刊一般紙埼玉新聞の発行や、同紙のウェブ版・モバイル版の配信、各種広告の企画・制作、各種イベントの主催、施設の運営・管理業務、出版・印刷業務など幅広く行なっています。
社是にある「広く埼玉県民に奉仕する」という考え方は、紙面づくりに限らず、Webコンテンツやイベントにも反映されています。コロナ禍ということもあり、最近は開催も難しくなっていますが、県内の全ての世代に向け様々なイベントを用意しています。
また今年は、なんと言っても渋沢栄一。
大河ドラマ「青天を衝(つ)け」ゆかりの「深谷大河ドラマ館」の施設運営と広報を、埼玉新聞社と旅行代理店のJTBが共同で深谷市から受託しています。紙面での特集はもちろん、今後はイベントも行う予定です。
この1年は大いに盛り上げたいと思っています。
その他、埼玉県公立高校入試の実践対策を重視した埼玉新聞模試の主催、県内高校入試の総合情報サイト「埼玉新聞社高校受験ナビ」の運営など、教育事業にも力を注いでいます。
ネクスタ・メイシを導入する前、社内にどのような問題や課題がありましたか?
弊社は記者や営業、本社の管理部門など個人の経験や専門性を問わず、全ての社員が人事異動の対象になるにも関わらず、それぞれの職場で得た人脈を活かしきれていないところがありました。
私は営業やイベント事業などを経験し、現在はクロスメディア局の経理などを担当しています。
様々な職場を経験する中、情報の一元化の必要性というのを感じてきました。
人脈が活かしきれていないかったとのことですが、異動による引き継ぎはそれまでどのようにされていましたか?
名刺管理アプリを利用していない企業はどこも同じかもしれませんが、名刺ホルダーをそのまま渡したり、名刺情報をエクセルでデータ化して引き継いだりしていました。
いずれにしろ、これまでの引き継ぎのあり方では、当事者しかその情報を知ることできません。
企業がクラウド上で名刺を管理する最大のメリットは、その部署や立場でないとなかなか見えてこないつながりを可視化できるところにあるのではないかと思いました。
ネクスタ・メイシを導入してどのような変化(効果)がありましたか?
名刺管理アプリの活用に関しては手探りな部分もありますが、まずは社内に分散していた情報が集約されたことにより管理コストの削減を実感しています。
情報が集約されるということは、それに関わる管理の一元化にもつながります。弊社には、賀詞交換会をはじめ様々な交流の場、催しがありますが、そこで使用される名簿はこれまで全て別々に管理されてきました。ネクスタ・メイシを始めたことで今後は名簿も一本化されていくと考えています。
また、弊社では社長も率先してネクスタ・メイシを使用しているため、トップの人脈が幹部や営業部門の人間にほぼリアルタイムで共有されます。これは非常に大きなことですね。
導入して気付いたことや導入する際のポイント、注意事項などがあれば教えてください
名刺管理アプリに対して「難しそう」というイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、実際導入してみて、ネクスタ・メイシは想像したよりもはるかに扱いやすく、わかりやすいアプリでした。これから導入を検討される方にはまずそのことを伝えたいですね。
導入する際のポイントとなるかわかりませんが、焦らないことが重要です。社員のITリテラシーは様々ですから、最初から全てのユーザーに同じように価値を理解してもらおうと思わず、徐々に浸透させていくイメージを持つことが大切ではないかと思います。
もちろん、習慣化も大切です。社長が率先してアプリを使用していると言いましたが、週に1度必ず名刺を取り込むようにしているようです。社長自らがそうすることにより、周りの社員も同じよう取り込むようになります。そうやって名刺の取り込みが習慣化されれば、ネクスタ・メイシの価値は自然と浸透していきます。
この機能は重宝しているというものがあったら教えてください。
ネクスタ・メイシでは、名刺の詳細画面で、社内の誰がその人と名刺交換したかがわかります。さらに、名刺交換した回数(取り込んだ名刺の枚数)が表示されるため、つながりの深さを測ることもできます。弊社はイベントも数多く開催していますが、それらに誰かを招待する際、つながりやその深さが可視化されていると非常に便利です。
ネクスタ・メイシの導入において決め手となったことは何ですか?
価格もさることながら、スタッフの対応が非常に丁寧で素晴らしく好感を持ちました。トライアル期間中もわからないことに対しとても親切に答えていただけたので、こういうスタッフがいる会社であれば、導入後も安心だと思いました。
新しくツールを導入する時、担当者や責任者は不安を抱えていることが多いかと思いますが、そうした部分をケアしてくれる姿勢は何よりも魅力的ですね。