2022年が始まりました。
念頭にあたって、今年の目標を掲げた方も多いのではないでしょうか。
社会が目まぐるしく変わる今日、仕事で求められる知識やスキルを時代の変化にあわせて継続的にアップデートするために、新たに資格取得・検定合格を目指す方もいらっしゃることでしょう。
今回のコラムでは、長くても2週間程度の勉強時間で合格までたどり着くことのできるおすすめ資格・検定をご紹介し、その取得メリットと勉強方法をお伝えします。
3位 個人情報保護士
個人情報保護士は、個人情報を取り扱う様々なシチュエーションにおいて、専門的見地から運用・管理・アドバイスを行う専門家を称する民間資格です。
個人情報に関するトラブルは、企業にとって大きなダメージをもたらします。よって、個人情報を適切に取り扱うことのできるスキルはビジネスパーソンにとって必須のものといえるでしょう。
試験は、毎年6月、9月、12月、3月に実施され、制限時間150分で
I .個人情報保護の総論
II .個人情報保護の対策と情報セキュリティ
からそれぞれ50問ずつ(マークシート)出題され、合格には I . II . それぞれで70%以上の得点が求められます。
全日本情報学習振興協会監修「個人情報保護士認定試験公式精選過去問題集」のみを使い、過去問を解く⇒解説文を読む、を繰り返すことが合格への最短ルートになります。
似たような問題が何度も繰り返し出題されている傾向があるため、解説文のキーワードにマーキングしたり、自分なりに補足説明を書き込んだりしておくと2回転目以降に重宝します。
公認テキストは、個人情報保護法について詳しく説明されているだけでなく過去問題とその解説も掲載されていますが、約700ページもあるためこれをじっくり読み込んでいたら2週間ではとても合格できなくなってしまうため購入する必要はありません。
毎日コンスタントに勉強時間を確保できる方であれば2時間×14日で28時間、平日はなかなか時間の取れない方であれば平日1時間×10日+土日4時間ずつの26時間で合格圏に達することができるはずです。
2位 リテールマーケティング(販売士)2級
販売士は、多様な顧客ニーズを的確にとらえ、品揃え、陳列、仕入れ・在庫管理、ストアオペレーションといった商品知識や、接客技術などの専門技術も体系づけて学び、店舗の売り上げ貢献を目指す「販売プロ」資格です。
スーパーやコンビニの売り場における店側の意図が理解できるようになるので、楽しく試験勉強を進めることができるはずです。
試験は、2021年より試験会場(テストセンター)のパソコンを利用し、インターネットを介して受験することができます。
2級は制限時間70分で、
- 小売業の類型
- マーチャンダイジング
- ストアオペレーション
- マーケティング
- 販売・経営管理
からそれぞれ20問ずつ(択一式正誤問題、択一式穴埋問題)出題され、合格には、平均70点以上で、1科目ごと50点以上が求められます。
一ツ橋書店発行の「リテールマーケティング検定2級問題集」のみを使い、過去問を解く⇒解説文を読む、を繰り返すことが合格への最短ルートになります。
販売士ハンドブックは、リテールマーケティング検定試験を受験するための学習教材を謳っていますが、これをじっくり読み込んでいたら2週間ではとても合格できなくなってしまうため購入する必要はありません。
個人情報保護士同様に、毎日コンスタントに勉強時間を確保できる方であれば2時間×14日で28時間、平日はなかなか時間の取れない方であれば平日1時間×10日+土日4時間ずつの26時間で合格圏に達することができるはずです。
1位 「ほめ達!」検定
「ほめ達!」検定を初めて耳にされた方も多いのではないでしょうか。
「ほめ達!」検定は、一般社団法人日本ほめる達人協会が主催しています。
「ほめる」ことの本当の意味や効果を理解し、「ほめる」ことに”恥じらい”、”照れ”ではなく”ワクワク感”を感じ、「ほめの技術」「魔法の言葉」を習得し実施することのできる「ほめ上手になる」ことを目的としています。
検定試験は3級、2級、1級と分かれており、検定3級であればこれまでご紹介した試験・検定のような事前の準備や勉強は必要ありません。全国各地で定期的に開催されているセミナーを受講することで「ほめる」ことについて学ぶことができ、同時に検定も合格できるというユニークな仕組みです。
「ほめの技術」「魔法の言葉」とは、職場や家庭の人間関係を良好にし、業績アップや家族・身の回りの人の笑顔に繋がるだけでなく、自分自身の心も整うほめ技術・言葉のことです。経営者や管理職者はもとより、教員や会社員、子育て中のお母さんや学生など、全ての人に役立つはずです。
「ほめる」ということは「相手を甘やかすこと」「他人に迎合すること」であるとネガティブな印象を持つ人もいます。しかし、「ほめる」の本当の意味とは人・モノ・出来事の「価値を発見して伝える」ことになります。
「価値を発見して伝える」には、「観察力」「変換力」「伝える力」が必要になります。
また、「マイナスな言葉をプラスの言葉に変換する」ことも価値の発見に役立ちます。
マイナス ⇒ プラス
- 気が弱い ⇒優しい、思いやりがある
- 空気が読めない ⇒人に流されない、自分らしさを持っている
- ケチである ⇒堅実、節約家
- 決断力がない ⇒慎重、フレキシブル
- わがままだ ⇒積極的、最善案を求めている
- でしゃばりだ ⇒行動力がある、信念がある
- 気まぐれだ ⇒発想力が豊か、様々な考え方ができる
- 落ち着きがない ⇒元気がいい、行動力がある
- 要領が悪い ⇒真っすぐでずるさがない
最後に、代表的な「ほめツボ」をいくつかご紹介します。
- 事実が入っていること
「素敵な笑顔ですね」
「素敵な柄のジャケットですね」 - その事実が誰かの役に立っていること
「素敵な笑顔ですね。なんだか元気をいただきました」
「素敵な柄のおかげで、私の気分まで明るくなりました」
※「ほめること」と「媚びる」「おだてる」との違いは、「事実」が入っているかどうか - ほめる時は「いつも」をつけること
「いつも」は、あなたのことを気にかけているというメッセージ - 叱るときは「今回は」「珍しいね」をつける
「今回はどうしたの?」「君らしくないよ」 - 目上の人に対する「ほめツボ」は質問すること
「どのようにしてその技術を見つけられたのですか?」
「そうなんですね。詳しく教えていただけますか」
質問の形をとった称賛であるヒーローインタビューのイメージ
今回のコラムでは「ほめ達!」の魅力のほんの一部しかご紹介できませんでしたが、ご興味をお持ちいただけた方はぜひ「ほめ達!」への第一歩を踏み出していただけたらと思います
※参考文献
同文館出版株式会社発行「結果を引き出す大人のほめ言葉」西村貴好著
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