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＜参照元 スコッチグレイン SCOTCH GRAIN＞
東京都墨田区は、東京スカイツリーの誘致決定をきっかけに2009年から「すみだ地域ブランド戦略」を開始しました。
ブランド戦略とは「ブランド価値を高めるため目的と計画に基づいて企業や組織が行う取り組み」を指します。区内の付加価値の高い商品や飲食店メニューを「すみだモダン」の名称でブランド認証し数々のPRを行うことで、「ものづくりのまちすみだ」としての知名度、認知度を高め地域のブランド価値を向上させることを目指しています。
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2011年に「すみだモダン」の認証を受け、2020年に「ベストオブすみだモダン」に選ばれたのが「スコッチグレイン」の「スパイダー」です。
スコッチグレインは、ヒロカワ製靴が展開するシューズブランドです。
スコッチグレインのシューズは、東京の墨田区にある工場にて熟練職人たちにより一貫生産されています。全国の百貨店に販路を広げ各地に熱心なファンを持ち、2020年、2021年と2年連続で墨田区のふるさと納税返礼品で1位に輝いています。
ブランド名の由来となった「スコッチグレインレザー(scotch grain leather)」は、革の工法のひとつです。表面に細かい粒状のエンボスが刻まれる皮革の加工方法で、スコットランドで偶然麦の文様が革についてしまったのが発祥とされています。
スパイダーは、革を無駄にしないというコンセプトのもと、シワが目立ってしまい通常の靴には使えないネックレザー(首筋)を使っています。片足19片のパーツで蜘蛛が糸を張りめぐらせたようなデザインで、エコロジーとファッション性を両立させたモデルです。
なかなか目に触れることのない靴裏を江戸紫色に染め上げたところにもこだわりを感じます。断裁した後にパズルのように設計図をつくりながら組み合わせていく必要があり、通常の10倍ほどの手間がかかるため月に約20足のみの製造で直営4店舗でしか購入することはできません。
製品番号のNo.634は、見上げると蜘蛛の巣にも見えるスカイツリーの高さに由来しています。
スパイダーを購入したら「モルトドレッシング仕上げ」をオススメします。モルトドレッシングは基礎的なお手入れをした後に油性クリームとウイスキーを使って行う艶出しの仕上げ方法です。職人が1足あたり約30分かけて何度も乾かしながらモルトドレッシングで磨きこむことで、革の表情に深みが加わります。
比較的カジュアル目な印象のシューズなので、デニムやチノパンにぴったりです。
スパイダーは、定番カラーのダークブラウン、ミディアムブラウンに加え、不定期で限定品が発売されるのも特徴です。
みなさんのシューズのラインアップに、「メイドイン墨田区」のものづくりを高く評価され、「すみだモダン」に認証された人気モデル「スパイダー」を追加してみてはいかがでしょうか。無敵の男になれるはずです。
最後に、古くからのフランスの言い伝えをご紹介します。
「素敵な靴はあなたを素敵な場所へと連れて行ってくれる」
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