記事の内容
「No Code」とは
プログラマーなしにアプリケーション開発が可能
No Codeとは、これまでアプリケーションやWebサイトを作るために必須であった「コーディング(Coding)」という工程を抜きにアプリやWebサイトを作る、ということを指します。
また、No Codeを実現するためのツールを指すこともあります。
これまで、アプリやWebサイトの制作には「コーディング」と言われる作業が必要でした。この作業には高度な専門知識が必要であったため、アプリケーション制作にはプログラマーが必要でした。
しかし、No Codeツールの進化によってプログラミングの知識がなくてもアプリケーションを開発できるようになってきています。
今回はそんなNo Codeツールの体験レポートをお送りしたいと思います!
登録から1分でチャットアプリが完成!
No Codeツールは多くの企業が開発しており、例えばECサイト向けのもの、会員制サイトに向いたもの、といった具合にそれぞれが特性を持っています。
今回利用したのはその中でも万能型と言われる「Adalo」です。こちらを利用して、チャットアプリを作成してみます。
iOS、Android、プログレッシブWebApp、Webアプリケーションを一瞬で作成、公開
No Codeツールはフリーミアム型が多くなっています。adaloも同様ですので、利用するにはまずは無料の会員登録をします。項目はメールアドレスとパスワード、名前だけで、とても手軽です。
続いて、アプリケーションのタイプを選択します。
選択できるのはWebアプリケーションとモバイルアプリケーションの二つです。今回はWebアプリケーションを選択しましたが、モバイルアプリを選択すると、iOS、Android、プログレッシブWebAppそれぞれを公開できます。
アプリケーションのタイプを選ぶと、テンプレートがいくつか提示されます。ここでは、チャットアプリを選択してみます。
一から何かを作る場合にはBlankを選択して、好きなアプリケーションを作成可能です。
最後は、アプリの名称と、使用する色を2色選んでいったん終了です。
この状態で、すでに動くものができています。デモをどうぞ。
どうでしょうか。
メッセージの送信と表示が行われているが確認できるでしょうか?ここまでにかかった時間は、会員登録も含めて2分程度です。
あっという間にアプリケーションが作成できました。無料版では制限があるため実際に使用するには無理がありますが、Webアプリケーションとして公開もできています。
料金プランは月間50$、または月間200$の2つが用意されていて、異なる部分は保存できるデータ容量や利用できるデータベース数のようです。
多くのデータを利用するようなアプリでなければ、月間50$のもので十分かも知れません。
No Codeの問題点
なんでもできる、というわけではないこと
非常に簡単にアプリケーションを構築できましたが、これはツールが予め用意している機能を利用しているめです。
逆にいうと、ツールにない機能を実現することはできないとも言えます。ですので、それぞれのツールができること、できないことを正確に把握しておく必要があります。
データの保存場所はツールメーカーのサーバーであること
当然と言えば当然ですが、No Codeツールを利用して作ったアプリケーションのデータはツールメーカーのサーバーに保存されます。
もし、完全に自社でのデータ保存を希望する場合には向かない選択肢となります。
操作は簡単、しかしアプリケーションの設計知識は必須
ツールによって異なりますが、メインはマウスによる操作で、キーボード操作は少ない印象です。
変更したいページを選び、そこに読み込まれるデータを選択する、という流れがメインになりますが、「データの構造やどこにどういったデータを表示するべきか?」といったようなアプリケーションの設計知識は必要になってきます。
使い所を見極めて、有効活用することがポイント
No Codeで実現できることは今後も増えていくでしょう。
ただし、前述の通り一つのNo Codeツールで全てが実現できる状況ではありませんので、
試作として利用する、ツールで実現可能なプロダクトであれば製品としてリリースするなど、状況や製品への期待値などを見極めて使っていくのが賢い利用方法といえそうです。
シンプルだけど、インパクトのある企画を形にしたい時や、よくあるアプリケーションを自社向けに作りたい、というような時にはNo Codeツールを使ってみると良いでしょう。
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