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高校球児の笑顔や涙が光り輝く「フォトグラフ」
出場校のデータで楽しむ夏の甲子園!

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<画像は第104回全国高校野球選手権大会で東北勢として初めて優勝した仙台育英高校。毎日新聞より>

開幕目前!夏の甲子園

第105回全国高校野球選手権大会の出場をかけた地方大会が各地で繰り広げられ、思い馳せたあの場所で頂点を争う全49代表が決まりました。

今大会では4年ぶりに声出し応援が解禁になり、地方大会では応援団による「盛り上がりが足りないっ!」のコールが大流行しました。

組み合わせ抽選会が終わり、いよいよ6日から可能性と奇跡信じた若者による深紅の大優勝旗をかけた戦いが始まります。

母校が出場している方はもちろん、地元や故郷の代表校の活躍を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。

夏の高校野球の一戦一戦、全力で戦う球児の姿を伝える「熱闘甲子園」の今年のテーマソングは、EXILE ATSUSHI feat.東京スカパラダイスオーケストラ ホーンセクションの「フォトグラフ」に決定しました。

今回のコラムでは、「甲子園」といえば「甲子園は清原のためにあるのか!」で有名な植草貞夫アナウンサー、「熱闘甲子園」といえば「君よ八月に熱くなれ」世代の筆者が、全出場校のデータを紹介しつつ、今大会を占ってみたいと思います。

熱闘甲子園のテーマソングを歌うATSUSHIさん
”スカパラ”ホーンセクションとのコラボに注目が集まる

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出場校データ

3日に行われた組み合わせ抽選会

出場回数

最多は北海の40回目で、仙台育英(30回目)、広陵(24回目)、徳島商(24回目)、星稜(22回目)、智弁学園(21回目)、日大山形(19回目)、日大三(19回目)、慶応(19回目)、聖光学園(18回目)、近江(17回)と各地の名門校が続きます。

初出場は共栄学園、東京学館新潟、浜松開誠館、高知中央、鳥栖工、宮崎学園の6校です。前年の初出場4校はいずれもセンバツに出場経験がありましたが、今大会の6校はすべて春夏を通じて初出場になります。

5大会連続出場の近江、3年連続の愛工大名電、明豊がいる一方で、川之江は21年ぶり、文星芸大付は16年ぶり、前橋商は13年ぶり、英明、徳島商は12年ぶりとなる夏切符を手にしました。

最多出場を誇る北海高校(朝日新聞デジタルより)

春夏連続出場

クラーク、仙台育英、専大松戸、慶応、北陸、大垣日大、履正社、社、広陵、英明、沖縄尚学の11校。

世代No.1との呼び声が高い平野擁する専大松戸(日刊スポーツより)

優勝経験校

仙台育英、日大三、慶応、履正社の4校(昨年は9校)(浦和学院、日大三、愛工大名電、智弁学園、広陵、徳島商、沖縄尚学は選抜優勝あり)。

2年連続優勝を狙う仙台育英は仁田含むベンチ入り5投手全員が140キロ超 (高校野球ドットコムより)

公私立

公立9校(前橋商、富山商、いなべ学園総合、社、市和歌山、鳥取商、徳島商、川之江、鳥栖工)、私立40校(昨年は公立11校、私立38校)。

生徒数

最多は仙台育英の3,244名で、浦和学院(2,767名)、慶応(2,180名)、愛工大名電(1,930名)といずれも出場回数が15回を超える名門校が続きます。

最少はクラークの143名で、立正大淞南(266名)、鳥取商(452名)、川之江(503名)と続きます。

全出場校平均では1,073名(昨年は979名)。

急逝した三浦貴コーチ(同校OB、西武、巨人などで活躍)のためにチーム一丸で甲子園の切符を掴んだ浦和学院(中日スポーツより)

部員数

前回も出場校中最多だった八戸学院光星の149名を筆頭に、広陵(145名)、創成館(121名)、聖光学園(116名)、浦和学院(112名)、花巻東(105名)、慶応(105名)、近江(102名)、立命館宇治(101名)と9校が部員100名以上(昨年は8校)。

一方で、最少の英明(38名)をはじめとして鳥取商(39名)、宮崎学園(42名)、川之江(44名)、クラーク(45名)、徳島商(45名)、神村学園(50名)と7校が50名以下(昨年は9校)。

全出場校平均では77名(昨年は78名)。

学校創立

慶応(安政5年)、北陸(明治13年)、北海(明治18年)、広陵(明治29年)、仙台育英(明治38年)、川之江(明治41年)、徳島商(明治42年)、文星芸大付(明治44年)

劇的な逆転勝利で5年ぶりに甲子園出場を決めた慶応

学校名に都道府県名

日大山形、東京学館新潟、富山商、愛工大名電、市和歌山、おかやま山陽、鳥取商、徳島商、高知中央、東海大熊本星翔、宮崎学園、沖縄尚学の12校(昨年は10校)。

学校名に数字

八戸学院光星、日大三、九州国際大付の3校(昨年は9校)。

学校名に方角

北海、花巻東、ノースアジア大明桜、東海大甲府、上田西、東京学館新潟、北陸、東海大熊本星翔の8校。

WBC2023日本代表選手輩出校

花巻東(大谷翔平)、日大山形(中野拓夢)、聖光学院(湯浅京己)、智弁学園(岡本和真)、履正社(山田哲人)の5校。

高校通算の本塁打記録を持つ佐々木麟太郎 甲子園での爆発なるか(Full Countより)

あなたのイチオシは?

仲間や家族に輝く姿見せるため球児の聖地甲子園球場で熱戦が繰り広げられます。

2000年以降で夏10度以上出場の横浜(神奈川)、大阪桐蔭、智弁和歌山、明徳義塾(高知)といった常連校が地方大会で敗退した今大会、

あなたのイチオシは

  • 県勢最多の12度目の出場で、春夏ともにあと一歩届かなかった頂点を目指す八戸学院光星か
  • 「青春って、すごく密なので」から1年。150キロトリオの盤石の投手陣を擁し連覇を狙う仙台育英か
  • 漫画家あだち充の母校。旧校舎がモデルとなった「タッチ」の明青学園同様に初優勝を狙う前橋商か
  • 接戦となった準々決勝、決勝でもエース平野を温存し総合力で粘り強く勝ち上がった専大松戸か
  • 準決勝、決勝はいずれも最終回に逆転勝利。「肉体革命」で手に入れた圧倒的なパワーで初出場の共栄学園か

私のイチオシは、

奈良大会5戦で12本塁打51得点の強力打線。打線を引っ張る松本大輝に、投手は藤田、中山の二枚看板。春の近畿大会では大阪桐蔭を倒し優勝し、悲願の夏の甲子園優勝を目指す智弁学園です。

筆者イチオシの智弁学園は一昨年を上回る結果を残すことができるのか(朝日新聞デジタルより)

さあ、いよいよ夏の甲子園開幕です。

灼熱の夏の日差しの中で繰り広げられる熱戦を、しっかりと記憶のフォトグラフに収めたいと思います。

<参考資料>

7月31日付 スポーツニッポン
8月1日付日刊ゲンダイ

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